鼠径ヘルニアの手術は東京外科クリニックへ。実績豊富な医師による「腹腔鏡(内視鏡)」を用いた、傷が小さく、痛みが少ない日帰り手術。

東京外科クリニック|外科 そけいヘルニア(脱腸)日帰り手術

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鼠径ヘルニア手術と便秘・排尿改善の関係

鼠径ヘルニアの手術を申し込む方から聞かれる質問として、以下のようなものがあります。

「便秘がちなんですけど、鼠径ヘルニアの手術で改善しますか?」
「尿の出が悪いんですけど、鼠径ヘルニアの手術で改善しますか?」

たしかに、鼠径ヘルニア(脱腸)の治療をすると

「腸の流れが良くなって、便秘も良くなった気がします」
「尿の出が良くなった」

ということを感想としていただくこともあります。

しかし、鼠径ヘルニアの治療とこれらの改善の関係性については、合理的な説明はしかねます。

誤解があってはいけないことは、鼠径ヘルニアの手術は「膨らみを治すこと」「陥頓する可能性をなくし、陥頓の予防をすること」が主な目的であるということです。

便秘や尿の出の改善については経験的には改善することが多いですが、
これらに関する効果は保証できません。

したがって、これらを主な目的として手術を受けることはお控えください。

特に、便秘に関しては脱腸によって便秘が生じるという理屈は部分的には正しいかもしれませんが、便秘になる原因は鼠径ヘルニアだけではありませんので、改善の保証はできません。

鼠径ヘルニアの治療によって結果的に改善されればラッキーではありますが、治らなければ別の原因を考える必要があります。

また、便秘や尿の出などが改善しなかったからといって鼠径ヘルニアの治療がちゃんと行われなかった、というわけではないことをご認識していただければと思います。

繰り返しになりますが、鼠径ヘルニアの治療というのは「ふくらみを治すこと」「陥頓による緊急事態を防ぐこと」です。

なお鼠径ヘルニアが陥頓することによって腸閉塞を引き起こせば、

腸管の通過障害は確定的なものになるのでそれに伴って、便通が止まってしまうということは理屈の上では正しいと思います。

■文責
医療法人社団博施会理事長 大橋 直樹(日本外科学会認定外科専門医)

当院の鼠径ヘルニア日帰り手術に関してマンガを作成いたしましたので、ぜひこちらもご覧ください!!

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