コラム/ columns

鼠径ヘルニア(脱腸)のこんな症状に要注意!

2018/08/28

太ももの付け根にふくらみがある?!

咳をしたり重い荷物を持ち上げるとき、お腹に力が入ったとき、太ももの鼠径部(つけね)にこぶのような膨らみや違和感を感じたことはありますか?
その膨らみが、痛みもほとんどなく張ったような違和感がある程度で、横になったときや押すと元に戻ってしまうようであれば、それは鼠径ヘルニア(脱腸)の可能性があります。

 

鼠径ヘルニア(脱腸)の初期症状

  • お腹が張ったような感覚
  • 押すともとに戻る柔らかい膨らみ
  • 立ち上がったり、お腹に力を込めた際につっぱる感じがする
  • 突っ張り感
  • 不快感や違和感

 

進行した鼠径ヘルニアの症状

  • 立ち続けていると痛みが強くなる
  • 膨らみが硬くなりもとに戻らない
  • 吐き気

 

鼠径ヘルニア(脱腸)は早期発見・治療が大事です!

鼠径ヘルニアを放置し症状が進行してしまうと、膨らんだ部分が出っ張ったままになり、膨らみが硬くなったり、手で押しても元に戻らなくなっていきます。
このような状態を陥頓(かんとん)と言い、すぐに治療を受ける必要があります。

ここまで進行すると、お腹に強い痛み、吐き気も症状として現れます。
鼠径ヘルニアの解決方法は現在手術以外にはなく、自然治癒することはありません。

 

最後に

普段聞くことのない病名から不安な気持ちになっておられる方もいらっしゃると思いますが、治療することができる病気ですのでご安心ください。
手術の時期決定は最終的には患者さまのお気持ち・状況次第ではありますが、当院では日帰りで苦痛の少ない治療を提供しています。まずはお気軽にご相談ください。

当院の手術の特徴はこちら>>>

 

——————————————————–

■文責
医療法人社団博施会理事長 大橋 直樹
(日本外科学会認定外科専門医)

〇当院のご紹介・院長あいさつはこちら

〇当院の鼠径ヘルニア日帰り手術に関してマンガを作成いたしましたので、是非こちらもご覧ください!!

鼠径ヘルニア漫画バナー

 

 

 

 

関連コラム